Disc 1 ブラームス/ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 作品100 プロコフィエフ/ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品80
Disc 2 ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61 グラズノフ/瞑想曲 作品32
崔 文洙 ヴァイオリン&指揮
崔 仁洙 ピアノ(Disc 1) 新日本フィルハーモニー交響楽団(Disc 2)
2008年6月25日 紀尾井ホール ライヴ録音
FOCD9405/6 定価¥3,000(税抜価格¥2,857)
新日本フィルハーモニー交響楽団のソロ・コンサートマスターの要職を務め、小澤征爾、クリスティアン・アルミンクなどの名指揮者から信任厚い崔 文洙(チェ・ムンス)、初のソロCDです。
1968年東京生まれの崔は、桐朋学園を経て1988年ソヴィエト政府奨学金を受けモスクワ音楽院に留学。ワレリー・クリモフ、セルゲイ・ギルシェンコ両氏に師事し、P.ストリァルスキーからD.オイストラフと続くロシアの伝統的メソードを研究します。
1994年に同音学院を首席で卒業。更に大学院にて研鑽を積み、ソヴィエト国立交響楽団のコンサートマスターに推薦されるが、9年間のモスクワ留学を終え1997年に日本に帰国。 同年、小澤征爾氏に認められ新日本フィルのコンサートマスターに就任。2000年にはソロ・コンサートマスターに就任し現在に至ります。
本CDは、さる6月におこなわれた紀尾井ホールでの公演のライヴです。コンサートの前半は、実兄 崔 仁洙と2曲のソナタ、そして後半は新日本フィルを<弾き振り>しての協奏曲を演奏するという、類をみない公演でした。
<均一化された芸術家>を憂うソリストとしての強烈な個性、そして「誰かに牽引されているのではなく、楽団員のすべてが音楽に向き合っている」オーケストラの個性をも世に問う“ヴァイオリン芸術の深邃”。壮大な試みの全貌が、ここに明らかになります。