ブルックナー:
交響曲 第4番 変ホ長調 「ロマンティック」
交響曲 第5番 変ロ長調
交響曲 第6番 イ長調
小泉和裕 指揮 大阪センチュリー交響楽団
2009年4月・10月、2010年2月 センチュリー・オーケストラハウス、ザ・シンフォニーホール
FOCD9467/9 定価¥5,000(税抜価格¥4,762)
初代常任指揮者ウリエル・セガル(現名誉指揮者)のもと、1989年に活動を開始し、中規模編成による緻密なアンサンブルに高い評価を得ている大阪センチュリー交響楽団。
2008年4月からは小泉和裕が音楽監督、沼尻竜典が首席客演指揮者という体制がスタート。近現代曲や新曲の初演を多く振る沼尻に対し、小泉はロマン派の代表的な大曲を次々取り上げ、両指揮者の個性をきわだたせています。
創立20周年というメモリアルイヤーに際し、満を持して大曲3曲を録音したセンチュリー。
楽団の編成故に演奏される機会が比較的少なかったブルックナーを積極的に取り上げることにより、同楽団の魅力の新たな面に気付かせてくれます。
スケールの大きさを感じさせながらも、緻密さを大切にする演奏は、ブルックナーのもつ「重厚、晦渋」というイメージに一石を投じるとともに、今の小泉/センチュリーでしか聴くことのできないものです。